ダイエット

身体を基礎から支えるレシチン。そのレシチンとダイエットとの関係をお伝えします。

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「レシチン」という物質をご存じでしょうか。実は人間の体内はもちろん、自然界の動植物全ての細胞中に存在しており、生体の細胞膜の主要構成成分として大事な役割を担っている物質です。細胞レベルで生物を支える大事な成分なのです。今回はその「レシチン」と健康についてご説明しようと思います。

どんな物質か

私たち人間の体は水に溶ける性質(水溶性)のものと、油に溶ける性質(脂溶性)の2種類の成分から成り立っています。通常、水と油は混ざり合わないものですが、それを上手くコントロールして体内の様々なバランスを制御しているのです。

これを乳化作用といいますが、レシチンの特徴は、水と油の両方の性質を併せ持っていることです。

レシチンは人間の体を構成する約60兆個とも言われる細胞のすべての細胞膜を構成している主成分です。脳神経系の他、血液、骨髄、心臓、肺、肝臓、腎臓、胃腸などの主要な細胞組織に多く含まれています。レシチンなしには私たち人間の体は成り立ちません。

どんな働きがあるか

水と油を親和させるレシチンは、動植物の内部で細胞が細胞膜を通じて様々な物質を取り入れたり、排泄したりする働きを助けます。レシチンなしには、どんな動植物も生きていけません。

具体的には、レシチンは体の中で水には溶けにくいものを包み込み、水に溶けるよう働きかけます。脂質、脂肪酸、コレステロール、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)など、水に溶けにくい栄養素もレシチンの働きによってスムーズに吸収されてゆくのです。

また、脳の中では、神経伝達物質のアセチルコリンの材料としての働きも知られています。アセチルコリンは、副交感神経の刺激を伝え、学習や記憶、睡眠に関わっています。

レシチンが不足すると、神経伝達物質であるアセチルコリンの量が減り、情報の伝達がうまくいかなくなります。その結果、記憶力の低下や物忘れの原因にもなると言われています。

人間の体のほとんどにレシチンが含まれ、栄養素の吸収や脳内での重要な役割も担っている事がお分かり頂けたと思います。

レシチンが含まれる食品

レシチンが多く含まれている食品には、代表的なもので卵黄があります。卵黄はギリシャ語で「レシトス」と呼ばれ、レシチンの名前のに由来ともなっています。

また、それ以外の食品では大豆(納豆などの大豆加工品も含む)、穀類、ゴマ油、コーン油、小魚、レバー、うなぎなど植物性タンパク質や動物性タンパク質に含まれ、簡単に摂取出来る食材の成分です。

ただ、こうしたタンパク質の多い食品には、コレステロールも多く含まれれる傾向があるので、摂り過ぎには注意が必要です。

レシチンには、植物性の大豆レシチンと動物性の卵黄レシチンの2つに大別されます。2つとも同じレシチンのため、働きや効果には大きな違いはありません。

植物性の大豆レシチンの特徴

大豆に含まれる大豆レシチンは、血液中に長く留まることが 出来るため、動脈硬化や脳卒中、高脂血症や心臓病などへの予防、さらにはダイエット効果が期待出来ます。

動物性の卵黄レシチンの特徴

卵黄に含まれる卵黄レシチンは大豆レシチンに比べ、神経系に関与する成分のホスファチジルコリンが多く含まれていることから、脳機能改善への効果を得意としています。

こうしたレシチンの特徴をうまく活かせば、ダイエットや動脈硬化といった生活習慣病から物忘れや認知症といった脳内の問題にも効果が期待出来そうです。

例えば、大豆レシチンは血液中に長く留り、血管内を綺麗にする事で動脈硬化などを予防するという役割があることは先述のとおりですが、血管内をキレイにすることのメリットは、病気の予防だけでなく、ダイエットの味方にもなります。

つまり、レシチンは細胞膜の構成成分の一つで細胞への栄養供給と老廃物の排泄という、細胞の玄関と排出口のような働きをしています。ダイエットで気になるのがコレステロールですが、コレステロールは、動脈硬化の原因にもなる一方、胞膜や神経組織の構成成分としてもとても重要な働きをしている脂質でもあるのです。

コレステロールは、食品からの摂取が少ない場合は肝臓で合成されて、血液によって組織に運ばれます。そして、血液中にコレステロールが増えすぎると肝臓に戻されます。

このコレステロールが血液中と肝臓を行き来する際にはリポタンパクというタンパク質に付いて移動しますが、このタンパク質との接着剤の役割をしているのがレシチンなのです。

レシチンは、血液中のコレステロール量のコントロールに深く関わっています。さらに、血液中のコレステロールが減少する事で血液の流れが改善され、細胞への栄養補給、新陳代謝を促す働きもあります。

レシチンの摂取量

成人が一日に必要とされるレシチンの目安量は、1000〜5000mgと言われています。このレシチンを1000mg以上食物から摂取するとなると、一日の食事全て大豆食品にする必要があります。

さすがに、現実的には難しいので、一日500mg以上のレシチンを摂取する事が推奨されています。目安としては、乾燥大豆300gに1000mgのレシチンが含まれているとされています。乾燥大豆300gはそれでも結構な量になります。

副作用・注意事項

レシチンを過剰摂取すると、下痢や腹痛などの副作用が現れる事があります。しかし、先述のように普段の食生活でレシチンを過剰摂取する事はあり得ません。サプリメントなどでレシチンを補給する際には注意して下さい。

レシチンまとめ

レシチンは身体の細胞の重要な構成要素ばかりでなく、コレステロールのコントロールや脳内の神経細胞への働きかけ、血流改善など、身体の基礎的な働きを支えている事がお分かり頂けたと思います。

食物だけでは補えないレシチンですが、サプリメントを上手く使ってダイエットや体調管理に役立てて下さい。

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