秋の季節や寒い季節がやってくると、どうしても食べたくなってしまうのがさつまいものうま味を凝縮した干し芋。実はこの干し芋って、ダイエットに効果があるってご存知でしたか?おイモは、なんとなく太りやすいイメージがある方も多いかと思いますが、実はダイエット効果が得られる食材の一つなのです。そんな干し芋にまつわるダイエット法を詳しくご紹介していきましょう!
目次
干し芋に含まれる含有成分と効果効能とは
それでは、まず干し芋に含まれる成分について解説していきましょう。
<含有成分>
・食物繊維
・ヤラピン
・カリウム
・鉄分
・ビタミンC,B1,B6,E,カロテン
<効果効能>
・腸内環境改善
・抗酸化作用
干し芋には、上記に記載した成分が含まれています。干し芋の甘味は、デンプンが加熱によって一部糖質に代わるデンプンが主成分のお野菜です。
主に食物繊維が豊富に含まれている食材として知られていますが、さつま芋を切ると出てくる白い液には、ヤラピンと呼ばれる樹脂が含まれているため、この成分が、腸の蠕動運動を加速させる力をもっています。
豊富な食物繊維との相乗効果で腸内環境の改善に導いてくれるのです。又干し芋には抗酸化作用が高く、ガン予防効果のあるビタミンEと、免疫力を高め美肌効果を持つビタミンCのも含まれているため、身体の基礎代謝機能向上に繋がります。
干し芋過剰摂取の3つの注意点とは
ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2種類が存在します。脂溶性ビタミンは水に溶けにくく、アルコールに溶ける性質があり、水溶性ビタミンは、水に溶けやすく油には、溶けにくい性質があります。
<脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの分類>
・脂溶性ビタミン: ビタミンA,D,E,K
・水溶性ビタミン: ビタミンB,C
1.干し芋のビタミンの注意点とは
脂溶性ビタミンは過剰摂取すると、頭痛や吐き気などの過剰症を引き起こす可能性があります。通常の食事で、そうした問題はないのですが、サプリメントの過剰摂取では、なるべく気をつけるようにしましょう。
干し芋も食べ過ぎもダイエットに逆効果になってしまうこともありますので、しっかり摂取量を調節しながらとることが大切です。又水溶性ビタミンは、過剰にとっても排泄されます。
水溶性ビタミンを豊富含む干し芋は、安心して摂取できる食材ですが、過剰摂取は、糖分の取り過ぎとなり、ダイエットには逆効果になってしまいますので、適度に注意しておきましょう。
2.干し芋の食物繊維の注意点とは
干し芋には、何より豊富な食物繊維が存在します。食物繊維には、水にとけない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維の2つが存在します。不溶性食物繊維は、腸内に発生した有害物質の排泄を促す効果があり、水溶性食物繊維は、血清コレステロールや血糖の上昇を抑える作用や糖尿病の予防効果が期待されています。
この食物繊維の過剰摂取は、大きな心配はありませんが、食物繊維を過剰に摂取しすぎると下痢を起こすことがありますので、排便を促す効果はありますが、摂取のし過ぎはお腹を下しますのでほどほどんにしておきましょう。又逆に食物繊維が不足すると便秘や痔になりやすくなります。食物繊維不足は、腸内環境を悪化させるリスクが高まりますので、積極的に摂取することをオススメします。
干し芋がダイエット効果的な5つの理由とは
ダイエット中でも罪悪感なく食べられるおやつを探している人、無理なく置き換えダイエットをしたい人に試してほしいのが干し芋。干し芋がダイエットにおすすめな理由は5つあります!
<ダイエット効果的な5つの理由>
・便通改善効果である食物繊維
・豊富な栄養素
・咀嚼回数を増やせる
・置き換えダイエットに効果的
・GI値が低くできる
まずこの5つをしっかり把握しておきましょう。ダイエット成功の秘訣は、腸内環境の改善が大きなカギとなると言っても過言ではありません。腸な第二の脳と呼ばれるほど神経が通っており、その腸内環境が悪化することで、神経系の動きを狂わしてしまう可能性があります。
腸内環境を改善するには、食物繊維が豊富な干し芋は、最適な食材なのです。又干し芋を食べるとお通じが良くなるのは、食物繊維が豊富というのも1つの理由ですが、それだけではありません。
あまり知られていませんが、干し芋に含まれる「ヤラピン」という成分も、 便通を良くするヤラピノール酸と呼ばれる腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖からできています。これにより善玉菌の活動が活発になり、便通改善効果得られのです。
又干し芋には、カリウムも含まれていますので、むくみの改善にもつながり、血行が改善され、ダイエット効果へとつながっていきます。干し芋はサツマイモよりも硬さがあるため、必然的に咀嚼回数が増えますので、満腹中枢が刺激され、食べる量を必然的に抑えることができます。
そしてもう一つ重要なことがGI値を抑えることができる点にあります。GI値とは、ダイエットにおいてとても重要な言葉ですので覚えておきましょう。
干し芋とGI値との関係性とは
・GI値:血糖値の上昇する速度を表す指標です。
血糖値が急に上がると、インシュリンというホルモンが血糖値を下げようとし、これにより、脂肪を身体に蓄積させてしまうのです。血糖値の上昇が急になるほど、太りやすくなってしまうのです。
GI値は、低いほど血糖値の上昇もゆるやかです。干し芋の原料であるサツマイモのGI値は、他の炭水化物に比べて低く、脂肪を蓄積しにくい食材と言えます。白米は高GI値が高いのに対して。干し芋に置き換えるとGI値も下がるので、置き換えダイエットにも効果的な食材なのです。
<干し芋のGI値>
干し芋:55
白米 :81
まとめ
このように、干し芋も炭水化物を置き換えすることで絶対的な摂取量を抑えることができる置き換えダイエットに効果的な食材の一つなのです。但し、あくまで糖質ですので、きちんと摂取量を調整しながら、ダイエットをすすめていきましょう。